こんばんは、るうさんです。
みなさん、ルッキズムという言葉を知っていますか?
日本語に言い直すと「外見至上主義」と言います。
- ルッキズムについて知りたい
- 外見と心理学について知りたい
こちらを解説していきます。
【ルッキズム】外見至上主義と心理学

ルッキズム・外見至上主義の意味
ルッキズム=外見至上主義の意味は
身体的に魅力的ではないと考えられる人々に対する差別的取り扱いのことをさす
分かりやすく言えば
- 見た目で優劣をつける
- 見た目で判断する
- 見た目が良ければ良い、善だ
- 見た目が悪ければ悪い、悪だ
という差別的考え方で、世界中で大昔からこの流れはあります。
新生児に対する研究によれば、生後14時間ほどの幼児も魅力的でない顔よりも魅力的な顔を好むという。このような嗜好は、猫のような人間ではない動物にまで及ぶ。これらの発見から、ルッキズムは人間の視覚システムの働き方という生得的な産物であることが示唆される
このような研究結果もあり、人間は生まれながらに美しいものを好む性質があるようです。だからこそ芸術という分野が発達し、現代にまで美しい美術品などがたくさん残っているのだと思います。
しかしながら現代の「ルッキズム」には「見た目の差別」の意見や悪意が盛り込まれていると筆者は感じます。それによって心を傷つけられる人は少なくないでしょう。
損得勘定で見た目は関係あるのか
見た目は大切なのはわかるが、見た目が良いから得したりするのでしょうか?
結論、かなり変わります。
- 美人は平凡的な容姿の女性より収入が8%多い
- 男前は平凡な容姿の男性より収入4が%多い
- 平均以下の容姿の女性は平均より4%収入が少ない
- 平均以下の容姿の男性は平均より収入が13%も少い
- 見た目が良い学生は先生から評価されやすい
- ↑の結果、褒められて育ち成績もよく進学率も高い
- 見た目がいい社会人は雇用機会に恵まれる
- アメリカ大統領のケネディも甘いマスクで当選した説もある
- 裁判官が感情で決めつける人は、被告の見た目に左右されることも
- ときに弁護士は清潔な服や見た目を指摘することもある
このような研究結果が出ています。
あくまで統計ですので、豆知識として楽しんでください。
外見や見た目で能力の差はあるのか?
「能力」とはここでは他者から評価される「能力値」についてご説明します。
結論は「他者から評価されるには、見た目が大いに影響する」のです。
心理学のテストで、いろいろな外見の写真を見せ判断させると「見た目が良い人のほうが性格が良く、能力が高そうだ」と判断されます。
また子供がイタズラしたとき、大人は叱りつけます。
その時、子供の見た目が良ければ「悪気はなかったのかな」と思う割合も増えるのです。
面接や接客、人付き合いなど、ある程度見た目がいいと個人の能力はさておいて、有利に進むことが分かっています。
世界で最も美しい顔100人

聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これはどこかの大企業やチームがマーケティングしているのではなく、たったひとりのおっさんが勝手に決めているだけです。
イギリス生まれアメリカ在住の自称映画評論家のTC Candler氏という方です。
それを聞くとちょっと…という気持ちになりますよね。
現代のルッキズムに拍車をかける行為ですし、一部からは大バッシングを食らっています。
今後のルッキズムと、筆者の思い
いま、SNSやYouTube、インスタ、ティックトックなど顔を出すソーシャルメディアは増えてきました。
その中で見た目が重視される傾向にあります。
もっとも芸能界など華々しい業界や、水商売などずっと外見至上主義です。
しかしながら、やっといま「自分らしくあっていい」という世間の流れが出来つつあるので、もう「見た目」で疲弊してほしくない、と願うばかりです。
ある程度の清潔感や小奇麗にしていれば見た目なんて好き好みですし、外見が良くても個人の能力は高いとは言い切れません。
そして現在では「見た目」でトラウマがあり
- 不登校
- 引きこもり
- 整形依存
- 自死
など、様々な問題のほうが大きいと思います。
まとめ
見た目で得することはあっても、本当に有意義で意味のある人生を送るためには「見た目」よりも確実に「中身」だと思います。