こんにちは、るうさんです。
今回は反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ)について話していきます。
【反出生主義】今後広まる命の選択とは

反出生主義とは
反出生主義とは「子どもを持たない」という哲学的考えのことです。
世間一般的には子孫繁栄・子宝に恵まれるなど、幸せで当たり前のイメージが想像できると思います。
それに反対し、子どもを持つことが正しくなく、不幸なことだと考える人たちの事です。
反出生主義の理由
- 人口過剰だから産まない・作らない
- 飢餓・食糧問題
- 環境問題
- 枯渇する資源問題
- 道義的責任(こどもは親を選べない)
- 親のエゴである
- 性格や育つ環境の選択支がない
- 幸福になるかわからない
- 幸せより嫌なことが多い
- 死への恐怖を与えるべきではない
- 子どもを育てるのが必ず幸せではない
- 人口を少しづつ減らしていくべき
- 自ら命を絶つことには反対している
- 子どもが欲しいなら養子を迎える
- 一部の宗教的な考え方
このようなことでした。
一般的には受け入れられないという人が多いでしょう。
普通にこの日本で、社会で、世界で暮らしていて、「私は反出生主義です!」と声を大にして主張している人は見かけませんよね。
それだけ理解はされないことだと、個人的にもひしひしと感じます。
では、なぜここまで毛嫌い?されるのか。
攻撃的で反出生主義者をはき違えた人がいる?
一部にすごく攻撃的で反出生主義の考えかたを間違えている方々がいます。
むしろ反出生主義ではなくただ批判したい人たちかもしれません。
そりゃ世間からは変でおかしい考え方だと思われて批判されるでしょうね…。
ひとつ言うならば
『お互いの価値観なんて十人十色で当たり前』
意見と批判は違うことを理解しませんか?
いまや世界人口は77憶人(2020年)、 2038年には人口が90億人を突破するといわれています。その中でいろいろな考えを持つのは自然なことです。
理解と尊重しあうことが大切だと思います。
哲学史に残る署名な学者たち
- アルトゥル・ショーペンハウアー
ドイツの哲学者。
- 「世界には喜びより悲しみの方が多いため生命は生まれてこない方が良い」
- 「この世界は最悪で人生は苦である」
などの名言を残し、あとの世代に影響を与えた。
- エミール・ミハイ・シオラン
ルーマニアの作家・思想家。生涯にわたり精神的な不安が多く、ニヒリズム的思考(虚無主義、特に過去や現在にとって人間の存在価値はないという考え)を考えていた。
- デイヴィッド・ベネター
南アフリカケープタウン大学の哲学科長、教授。
著書で「生まれてこないほうが良かった、存在してしまうことの害悪」が有名でよく知られている。
子どもがいる夫婦関係の差は?
余談ですが、イギリスのオープン大学で行われた調査では
子どものいない夫婦の方が夫婦関係に対する満足度が高く関係を保つことにも努めていることがわかりました。
幸せ度は「子どものいない夫婦」>「子どものいる夫婦」
そして子どもがいる男女で人生で最も大切な人は?の調査では
- 子どものいる女性は=自分
- 子どものいる男性は=パートナー
この違いは子どもがいることで生じるギャップだと言えます。
喜びが多い分ストレスや負の感情も多いことが判明しています。
[ad]今後ますます増える反出生
筆者のるうさんは反出生主義で、こどもは考えてないです。
理由は上に書いたことと、なにより
- 精神的
- 金銭的
- 肉体的
- 時間的
- 恐怖や不安
- 遺伝子的な問題
- ルッキズム問題(見た目重視の社会)
すべての不安が大きいから。
ザ、日本の縮図という感じですね。
遺伝子的・ルッキズム
個人的にはこの問題が一番大きいです。
遺伝子的には
- 軽度のアトピー・敏感肌
- 犬猫や雑草のアレルギー(食物はなし)
- 天然パーマ
など、上げだしたらキリがありませんが、見た目で判断させる(ルッキズム)の社会で、必ず子どもに遺伝するかと言われればNOですが心配です。
人からの見た目なんか気にせず、好きに生きればいいじゃないか、とポジティブに考えれたらいいのですが、思春期などはやはり悩んだり落ち込むことも多いと思います。
このようなことから、ますます少子化は進むでしょうし、反出生の考えを持つ人は増えます。
若い世代の給料の不安定さやブラック企業などでの時間の搾取、喜びもなく飼われる社会の闇です。
生まれる理解はある
個人的には、妊娠出産をした同級生や友達、親戚の子どもはかわいいです!
妊娠出産は10か月間じわじわ体の筋肉や骨の痛み変形、栄養をもすべて捧げ、出産のときには全治約1か月くらいの事故と同じくらいの体のダメージを負います。
出産で母体に一生後遺症が残ることもあります。
そして休む間もなく寝れない日々を2年ほど過ごすのではないでしょうか。
大きくなっても心配事は一生尽きませんし。
そう考えるとおいそれと妊娠出産なんて…。恐怖です。
[ad]まとめ
やはり自分はこどもを育てることに向いていない。
しかし、反出生主義を名乗っていても「かわいい」、「守りたい」などの母性本能はありますし、なにかしてやろう、なんて気持ちはこれっぽちもなく「幸せに生きてほしい」とただただ願うばかりです。
興味がないから全否定することはしませんし、みんなリスペクトです。